ヤンキース前半戦総括③攻撃陣

チーム得点371(リーグ11位)

レギュラーの高齢化などにより、不確定要素が多かったヤンキース打撃陣。ベテランながら去年は予想以上の活躍、復活を果たしたテシェーラ、A-ロッドが今年は開幕から極度の不振。テシェーラのバックアップとして予定されており、去年後半戦に活躍をした若手バードが怪我により今季絶望。サードのヘッドリーは5/9までなんと二塁打以上すらない状態などにより得点不足に陥り、チーム得点はリーグ11位。39歳ベルトランが3年ぶりにオールスターに選出される活躍したのと移籍2年目のグレゴリウスが3割近い成績を上げたのが唯一の明るい材料だろう。

8 エルズベリー (279-4-29-347-745) B

昨年終盤に怪我の影響からか不振を極めたエルズベリー、今年は出塁率347、盗塁16とリードオフマンとしてまずまずの成績をあげている。ただ年俸との兼ね合いと考えると、もう1、2段階上の成績を期待したい。2021年まで契約が残っており、当時球界屈指のリードオフマンでレッドソックスと大型契約をしその後成績が大転落したカール・クロフォードのようにならないようにしてほしい。

7 ガードナー (257-5-22-12-353-707) C

エルズベリー同様に昨年後半失速し今年心配されたガードナーだが今年のここまでは彼の平均的な成績と言えるだろう。レギュラー陣唯一の生え抜きだが、トレードデッドラインでは放出の噂も上がっている。

9 ベルトラン (299-19-56-338-888) A

前半戦ヤンキースの攻撃陣では文句なしのMVP。テシェーラ、ロドリゲスがポシャった中一人で打線を引っ張り続けた。彼がいなかったら今頃ぶっちぎりの最下位だろうな・・・

2 マッキャン (248-14-38-347-809) C

まあ、毎年恒例の成績ってところです。成績的には捕手としては充分な成績だがなんか物足りないと思うのは何故なのか・・本当は6番くらいにいてほしい彼が4番を打っているのが今の打線の現状を表している。

3 テシェーラ (193-7-20-272-588) D

成績を見れば分かる通り目も当てられないような不振に苦しんだ前半。昨年は4年ぶりの30本塁打を放ったが、今年は途中DL入りもし、晩年のジアンビーとだぶるような状況。一塁手全般として怪我人が続出し、穴となってしまった。今年契約最終年であり、来年以降の残留はほぼゼロと言っていいだろう。

D ロドリゲス (220-8-28-260-642) D

テシェーラ同様開幕から不振が続き、批判で袋叩き状態。彼ら二人が打線の真ん中にいることにより見事に上位と下位打線が分断されることとなった。前半の最後はベルトランが足に不安を抱えておりDHでの出場が増え、もはやレギュラーDHとしての立場も危うかった。来年もまだ契約が残っておりヤンキース最大の頭痛の種。

4 カストロ (256-10-31-293-688) C

カブスから移籍1年目。開幕3連戦に活躍し、個人的には右のカノーになってくれることを期待したが、ここまでは移籍前とさほど変わらない成績。出塁率が低いため見た目以上に貢献度は低いかも?ただまだ26歳なのでディディとともに今後最低5年は二遊間としてコンビを組んでもらいたい。

5 ヘッドリー (255-7-27-329-707) C

開幕から極度の大不振で最初の28試合で二塁打以上0、OPSなんと442でファン、メディアから大バッシングを受けた。しかし、その後OPS842と調子を取り戻した。また、去年は送球ミスなどが目立ったが今年は堅守を取り戻した。

6 グレゴリアス (298-11-41-328-796) A

ジーターの後継者として移籍後2年目。去年も後半から活躍し今年は1年を通した活躍を期待されていたが、期待以上の活躍をし、ベルトランとともに打撃陣を引っ張った。個人的には5、6番でポイントゲッターとして起用する能力は十二分にあると思う。少なくともテシェーラ、A-ロッドに比べ。。。

C ロマイン (265-3-16-278-719) B

移籍したマーフィーに代わりマッキャンの二番手捕手として起用され、まずまずの成績。今年もマッキャンとの相性がイマイチの田中の前半戦最後の3登板はマスクをかぶった。

IF/OF レフスナイダー (276-0-10-337-705) B

バードとともに若手のホープとして去年デビューしたが、カストロ加入によってポジションを失い、開幕二軍となった。6月に一軍昇格するとファースト、ライトなどで出場。また、持ち前のシュアな打撃も披露し、後半戦は出場機会をもっと与えるべき選手の一人。将来的には最強のユーティリティー、ゾブリストのような選手になってほしいな。

OF ヒックス (197-3-17-261-562) D

クリスヤングの代わりとして左投手用兼第四の外野手として期待されたが、これまた極度の不振に陥った。唯一の見せ場は外野からのバックホームが100マイルを超えたことが話題になったことくらい。

A-ロッド、テシェーラ、ヒックス、ヘッドリー(状態を上げたが)などを頑なに起用し続けたジラルディの起用には多くの批判が上がった。個人的にはベルトランはトレードに出し、後半戦は以下のように打線を組むことを期待する。

7 ガードナー

3 レフスナイダー

8 エルズベリー

2 マッキャン

6 グレゴリアス

D A-ロッド/テシェーラ (できれば二人とも起用せずにDマッキャンで2ロマインあるいはサンチェス)

4 カストロ

5 ヘッドリー

9 ジャッジ

元留学生のメモ帳

MLB、プロ野球、NBA、欧州サッカー、テレビのことについて書きます。もしよかったら、少し目を通してみてください。

0コメント

  • 1000 / 1000