セルティックスのガード陣分析

昨年、カンファレンス4位、ホーフォード獲得、豊富なドラフト指名権に来年の大物FA用のキャップスペースありと前途洋々の我がセルティックス。そこで、16-17シーズンのローテーション,

特にバックコートについて少し考えてみよう。

サマーリーグにて大活躍をしたPGテリー・ロジアーについてGMダニー・エインジは彼をアイゼイア・トーマス、エイブリー・ブラッドリー、マーカス・スマートと共にローテーションに入れることを考えているとコメント。

昨年は長い時間ボールを持ち、攻撃を組み立てるPGトーマスとディフェンスが得意で攻撃では主にスポットアップシューターであるSGブラッドリーというスタメンで戦った。

しかし、レベルの高いチームに対して、トーマスをマークされるとFAで移籍したエヴァン・ターナー以外に攻撃を組み立てる選手がいなかった。しかし、FAで獲得したアル・ホーフォードはビッグマンながらパス能力も高いため、トーマスの負担を軽減できるだろう。しかし、もうワンランク上のチームになるためにはどうすれば良いのか?マーカス・スマートはスタメンとして使うべきか?

セルティックスの上記ガード四人はいずれの選手もスタメンとして活躍できる力を持っている。昨シーズン序盤、スマートが怪我する以前、ブラッドリーは4試合ベンチから出場し、好成績を残した。もし、ブラッドリーがベンチから出場する場合、以下の二つが考える。

1、スタメンはPGにトーマス、SGによりサイズが大きくPGとしての能力もあるスマートとなり、トーマスがボールを保持する場合としない攻撃パターンを考えることができる。

2、セカンドユニットはロジアーとブラッドリーとなり、ブラッドリーは望み通りより攻撃面にて大きな役割を任せられるだろう。

もし、ショットブロッカーであるアミール・ジョンソンとホーフォードをセンターとして起用する場合、ローテーションは以下のようになる。

スタメン:PGトーマス、SGスマート、SFクラウダー、PFオリニク、Cホーフォード

ベンチ:PGロジアー、SGブラッドリー、SGグリーン/ブラウン、PFジェレブコ、Cジョンソン


しかし、ここで懸念されるのはスマートは果たしてスタメンとして十分な能力があるのか。昨年、彼はシュートタッチが不調に終わり、SGのスタメンとして起用されるためにはシュート面の大幅な向上が求められる。一方スマートは昨シーズン、ルーキーイヤーに比べフリースロー成功率を上昇させた(64.6% -> 77.7%)ことからも今シーズン、シュート力を向上できる可能性は大いにある。さらに、昨シーズン、スマートはボールハンドラーとしての能力も大きく向上させたことから、3年目となる今シーズンはより攻撃を組み立てる役割も任せられるだろう。

トーマスがボールを持つ時間を軽減することで、彼により自由を与えることが可能になり、さらにスマートも欠点であるシュート能力の低さをボールを保持する時間を伸ばし、また、オリニク、ホーフォードというよりシュート能力の高いビッグマンをスタメンで起用することで補うことができる。言うまでもなく、スマートはディフェンス力が非常に高いため、大胆な考えではあるが、もし彼をスタメンで起用できればセルティックスはもう一段レベルの高いチームとなることができるだろう。


元留学生のメモ帳

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