本日のMLBトップニュース5(8/18)

1、カブスの快進撃

開幕からの120試合の勝敗を30試合ずつ分けると、24-6、18−12、13-17、22-8。61-90試合目で少し勢いを落としたものの、ここにきてまた高い勝率を誇っている。18日のブリュワーズ戦も主砲ブライアントの5-5、2本塁打の爆発などでブリュワーズに9-6で勝利し、4タテを達成した。これで、過去21試合18-3で現在年間104勝ペースとなっている。しかも21試合のうち10試合が勝率5割以上のチーム(マリナーズ、マーリンズ、カージナルス)相手である。

2004年のカージナルス(105勝)以来、104勝したチームはおらず、得失点差が162試合で+282のペースであり、もしこれを達成したら1900年以降だとメジャー史上11位となる。この快進撃の一つの原因は高い守備力だと言える。DRS(Defensive Run Saved)は+89でこの数字は2012年以降で2014年のロイヤルズについで二番目の数字である。また、守備効率は歴代最高の数字である。

最近のトレンドである大胆な守備シフトを編み出したマドン監督でありながら、今年のカブスはそれほど守備シフトを敷くことはない。さらに、様々な選手が複数ポジション守れ、スタメンが変わってもチームとしての高い守備力が維持できている。例えば、ここまで7選手がレフトの守備についているが、チームとしてDRSは+7である。ファースト以外のポジションで複数選手が12試合以上スタメンで起用されている。


2、MVP候補筆頭ブライアント、大爆発

カブスの主砲クリス・ブライアントが今季2度目の5−5、2本塁打の大活躍をあげた。1シーズンで5安打、2本塁打を2試合以上で達成したのは1986年のジョー・カーター以来となる。現在、ブライアントはナショナルリーグのMVP候補筆頭と言えるだろう。この試合での印象に残る大活躍でMVPへさらに前進したと言えるだろう。


3、レッドソックスのスケジュールの抗議実らず

レッドソックスは前日ボルティモアでのオリオールズとのナイトゲームがあったにも関わらず、翌18日にデトロイトでのタイガース戦のデーゲームを戦った。レッドソックスは時間の変更を申請したが、普段木曜日のホームゲームはデイゲームであるタイガースはそれを拒否した。ただ、ESPNケイティー・ストラング記者はこの抗議について、

「どのチームも1シーズンのどこかでタフなスケジュールが組まれている。西地区のチームの移動距離は東地区のそれよりも長いため、レッドソックスの抗議は肯定できることではない。毎シーズン、移動距離が最も長いマリナーズは今シーズンも総移動距離が47,704マイルである(カブス:24,271マイル)。今シーズン総移動距離が36,896マイルのレッドソックスがボルティモアからデトロイトのわずか526マイルの移動に文句をつけるのはナンセンスである。」

結果、18日の試合は8回に休養不足であっただろう田沢、ジーグラーから3点を取って逆転したタイガースが4-3で勝利した。もし、レッドソックスが1ゲーム差でプレーオフ進出を逃した場合、ボストンファンはこの試合について議論することになるだろう。


4、オリオールズ、6本塁打でアストロズに大勝

オリオールズは昨年のホームラン王クリス・デービスの2本塁打などでアストロズに13-5で大勝した。7月からの1ヶ月半でわずか5本と不調だったデービスがここ2試合で3本塁打。ここから量産体制に入っていけるのか?


5、サラザーがDLから復帰登板も1イニングで降板

右肘の炎症でDL入りしていたインディアンスの剛腕サラザーが17日ぶりの復帰登板を果たしたが、初回に34球を要し四球3つなどで3失点、わずか1イニングで降板した。DL入り前5試合の先発も防御率7.88だったサラザーは今後、しばらくブルペンで使われることが予想され、プレーオフまでの今後の起用法は注目される。なお、試合は中部地区首位のインディアンスがホワイトソックスを5-4で逆転勝利した。


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元留学生のメモ帳

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