劇的ゴールのラッシュフォードは今後レギュラーを掴めるか

スコアレスドローが間近だった試合で後半アディショナルタイムに途中出場していたラッシュフォードが得点を挙げ、1-0でハルシティをアウェイで下し、プレミアリーグ3連勝を挙げた。

試合前にモウリーニョ監督はラッシュフォードのことを「素晴らしい」と評したが、ハルシティ戦の決勝ゴールはイブラヒモビッチやポグバなど大型補強を行ったユナイテッドにおいてまだ18歳のラッシュフォードが必要な存在であることを示した。

イブラヒモビッチとポグバが注目を浴びる中で、昨年ブレイクしたラッシュフォードはここまでベンチに座らなければならない時間が増えている。ラッシュフォードは開幕2試合で出場機会を与えられることすらなかった。しかし、ハルシティの強固なディフェンスの前に得点を奪えていなかったユナイテッドは後半26分にラッシュフォードを起用し、そして結果を残した。

ラッシュフォードは大事な場面で得点を挙げる特別な勝負強さを持っている。昨シーズンはデビュー戦となったヨーロッパリーグで2ゴールを挙げ、さらに3日後のプレミアリーグでのデビュー戦となったアーセナル戦でも2得点。さらに、マンチェスターダービーやイングランド代表戦でもゴールをあげた。

モウリーニョは週初めにラッシュフォードはイブラヒモビッチの控えであることを明確にした。しかし、代表戦ウィーク明けの次戦9/10のシティとのダービーでラッシュフォードをスタメンで抜擢するかもしれない。ハルシティ戦後のインタビューでモウリーニョはイブラヒモビッチとラッシュフォードは併用可能であると発言した。しかし、彼ら2人をモウリーニョ自身があまり好まない2トップのシステムで起用することは考えづらい。

両サイドアタッカーのどちらかでラッシュフォードを起用することが最も現実的だろう。このポジションについてはモウリーニョも様々なオプションを試している。試合前の記者会見でモウリーニョはイブラヒモビッチを1トップ、その後ろにルーニーを固定した上で、サイドのポジションをハルシティ戦でスタメンだったマーシャル、マタだけでなくムヒタリアン、ヤング、デパイが争っていると語った。

おそらく、最も現実的であるのはシティ戦後のミッドウィークにあるヨーロッパリーグのフェイエノールト戦で35歳のイブラヒモビッチを休養させ、ラッシュフォードを起用するという選択だろう。

しかし、ラッシュフォードは昨シーズンからキャリア通算12試合のプレミアリーグでの出場で6ゴールを挙げ、今回再び経験不足にも関わらず、彼がディフェンスにとってどれだけ脅威であるかが示された。ユナイテッドにとって、彼は途中出場でも相手にとって脅威な武器である。

ラッシュフォードがヒーローになったのはハルシティ戦が初めてのことではない。そしてこれが最後になることもない。モウリーニョにとってラッシュフォードの試合の流れを変えられる能力を巨大戦力の中でどのように活かすかは嬉しい悩みとなるだろう。


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元留学生のメモ帳

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