1ゲーム差で西地区首位のドジャースと2位のジャイアンツの首位攻防3連戦がドジャースタジアムで行われる。この伝統の一戦を前に、見どころを一度おさらいしておこう。
1、ジャイアンツの不調
前半戦を終えた段階でジャイアンツは57-33と貯金が24もあり、MLB最高のチームだった。この時点でドジャースとのゲーム差は6.5もあった。しかし、その後11-23と大失速をしており、この数字はMLB最低である。ここ8試合もわずか2勝止まりで、現在はドジャースに抜かれ1ゲーム差の2位である。ただ、一方のドジャースも昨日のレッズ戦は18得点を挙げ大勝したが、後半戦の成績は18-15と好調とは言い難い。
2、好調ドジャース打線
後半戦に入り、ドジャース打線の状態が上向いている。まず主砲のゴンザレスは7月22日まで長打率わずか.394と不調だったが、ここ14試合で6本塁打、さらに昨日のレッズ戦では1試合3本塁打を記録し、調子を上げてきている。さらに、MVP候補にもあがる22歳のショート、シーガー、ここ30試合で打率.320、10HR、OPSも1.000を超えるターナー、そして捕手ながらここまで21本塁打を放っているグランダル、さらにアトリー、ピーダーソン、ケンドリックなど好打者がそろい、ここ10試合の平均得点が6.3のドジャース打線はジャイアンツ投手陣にとっても驚異だろう。
3、前日移動日のジャイアンツ、連戦中のドジャース
しかし、コンディション面ではジャイアンツの上と言えるだろう。22日は移動日だったジャイアンツに対して、先週火曜日から連戦中のドジャース。ジャイアンツはローテーションもこのドジャース戦に合わせ、エースのバムガーナー、クエトにトレードデッドラインで獲得したムーアを起用するローテーションに組み替えてきた。
4、故障者続出のドジャース
一方のドジャースは故障者が続出する苦しい状況。特に先発陣は深刻で大エースカーショーは復帰が近づいているが、6月下旬から離脱中。さらに昨日の試合で左腕カズミアが首と背中の痛みを訴え、DL入りする可能性もある。さらにウッズ、柳、マッカーシーら先発ローテに入るべき投手が軒並みDL入り中で計算できるのは前田1人と言っても過言ではない。さらに、トレードデッドラインで加入したレディックがホテルでルームサービスを頼んだ際、ドアに手を挟まれて指を痛めるというお粗末な内容でDL入りした。無論、レディックは移籍後AVG.149、ホームラン、打点ともに0と極度の不振ではあったが。
5、ヒルのドジャース移籍後初登板
一方でDL入り中にトレードでレディックとともに加入した左腕リッチ・ヒルが水曜日の2戦目に先発することが予定されている。故障前はアスレチックスで好調だったヒルが壊滅的なドジャース先発陣の光となる投球をできるか注目だ。
なお、3連戦の先発は以下のように予定されている。
8/23
LAD: RHP 前田健太 (12-7, 3.29)
SF: LHP マディソン・バムガーナー (12-7, 2.25)
8/24
LAD: LHP リッチ・ヒル (9-3, 2.25)
SF: RHP ジョニー・クエト (14-3, 2.90)
8/25
LAD: LHP ブレット・アンダーソン (0-2, 24.75)
SF: LHP マット・ムーア (7-10, 4.18)
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