ヤンキースにマッキャンの居場所はもう無いのか?

ベルトランの放出やAロッドの引退の一方で8月に入り、サンチェス、ジャッジ、オースティンら若手のホープが活躍をしているヤンキース打線。一方で、7月までレギュラーキャッチャーで4番を打っていたブライアン・マッキャンの立場が危うくなっている。


17日水曜日ブルージェイズ戦のラインアップがヤンキースの近未来打線と言えるだろう。4番にサンチェス、5番にデビューして一週間も経たないジャッジ、そしてテシェーラに変わってファーストにはジャッジとともにメジャーデビューしたオースティンが7番に入った。プレーオフ進出の望みが薄くなり、若手を積極的に起用する一方で、マッキャンはレギュラー捕手の座を失いつつある。

2014年に5年$85ミリオンの大型契約で加入したマッキャンだが、残り2年の契約が残る現時点では期待外れという評価が多い。一方で有望株のキャッチャー、サンチェスが8月から一軍に昇格し、ここ2試合で3本塁打など大活躍している。ジラルディも捕手と一塁手はマッキャン、テシェーラに変わってサンチェス、オースティンを積極的に起用することを明言している。

右膝を負傷しており、今季限りの引退を発表したテシェーラの一方で残り2年の契約を残すマッキャンの出場機会の減少は彼の能力によるものであることがわかる。

ヤンキース入団後2年半で64本塁打を放ったマッキャンだが、ブレーブスでの通算打率277に対して、ヤンキース移籍後は232。さらに、OPSは100ポイント近く、長打率も6分近く減少と左打者有利のヤンキースタジアムを本拠地にしていながら、成績を落としている。さらにキャッチャーとしての守備力はもともと、平均レベルであり、盗塁阻止率は24%にとどまっている。

一方で、8月3日に一軍昇格をしたサンチェスは47打席で打率340、5本塁打と絶好調だ。さらに、盗塁阻止も3/5とまずまずだ。

ジラルディはマッキャンの起用法について

「今後は捕手としての起用は減るだろう。32歳である彼にとってはDHの方が身体的にもいいだろう。さらに彼もサンチェスの捕手としての能力を高く評価している。ギャリー(サンチェス)のプレーを見ると彼の能力は捕り方、ブロッキング、送球、そして打撃全てにおいて大きく向上している。」

では、マッキャンは今後、どうなっていくのか?現在の契約にはトレード拒否権があるが、トレードデッドライン直前に移籍の噂があった古巣ブレーブスへの移籍は拒否しないだろう。先日、ウェーバーをクリアしたことでトレードへ大きな一歩を踏み出した。さらに、DHとして出場し、打撃力を生かすマッキャンの起用法がトレードデッドラインでレンジャーズへ放出されたベルトランの7月の起用法と類似している。


マッキャンもベテランの域に入ってきたとはいえ、まだ32歳。キャッチャーとしては高い打撃力も誇るので、契約の問題さえクリアできれば8/31、少なくとも今オフまでに放出されることは濃厚だろう。


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